部屋も片付いた。



雅彦さんがまず高校へ通う事と、



女優になるにしても何もしてない私。



芸能プロダクションの中にある、基礎を身につけるスクールに通うように言われた。



昼間は高校。



夜はそのスクールに。



かなりハード。



方向音痴の私は地下鉄乗るにも一苦労。



しまいには、雅彦さんが私専用の運転手をつけてくれた。



「夢花心配で仕事が手につかない。」



この業界で私と雅彦さんの関係は、叔父と姪と言う事になっている。



だから何処にいっても須藤監督の事を聞かれる。



まして運転手付きの送迎だからかなり目立ち。