たとえそれが歪んだ愛でも。


俺は決めた。



どんな卑怯な手を使ってでも夢花を俺の者にする。



今なら卓斗はいない。



俺はもう何も手につかず毎日夢花ばかりを思っていた。



土曜日夢花の誕生日あんなに約束したのに。



いつもそばにいた俺よりも卓斗を選んだ夢花。



夢花もう駄目だよ。



よそ見しては駄目。



一回だけなら許してあげる。



たけどもう駄目だよ。



夢花君を離さないからね。