司の携帯に何回かけてもでない。



司俺の電話を避けてるな。


何回かかけていると司が出た。



『もしもし卓斗たけど。
夢花の事で話したいんだ。』



「悪いけど僕は話すことなんてないよ。」



『司には悪いけど夢花は返してもらう。


夢花を幸せに出来るのは俺しかいない。


夢花も俺と同じ気持ちだ。

司おまえ前に言ったよな。

夢花が出した答に俺たちは従う。


夢花が俺を選んだんだよ。

悪いが男らしく夢花の事諦めてくれ。


約束を守ってほしい。』



「悪いけどその約束は守れない。


卓斗がいない間に夢花を俺の者にするから。」



『司止めろよ。そんなおまえを夢花が好きになる訳ないだろう。



夢花が好きならそんな事出来るはずかない。』



司は何も答えないまま電話を切った。