次の朝卓斗がいつものように迎えに来てくれた。



そしていつものように自転車に二人乗りをして学校へ向かった。



卓斗の背中に顔をつける。


卓斗が今日の夢花は甘えん坊だなって笑う。



だって卓斗が何処かに行ってしまいそうで不安なんだよ。



私は大きくため息をついた。



私はただ二人でこうしていたかっただけ。



何も望んでないよ。



卓斗がいてくれるだけでいいんだから。