卓斗に、『俺の住む世界へおいで!』



そう言われた事で私は決心をした。



卓斗がそばにいてくれるなら、



私は大丈夫かなと思えた。


優里さんの夢を叶えるとかでなく、



私は卓斗と一緒にいられるならそれで良かった。



頭の中はもう卓斗で一杯で、



司との約束はすっかり忘れていた。



明日の誕生日を二人でお祝いしょうと約束したのに。


私は卓斗いられる事に浮かれて、



自分の誕生日すら忘れていた。