次の日重たい体を起こした。



眠れなくて頭が痛い。



こんなんで星野さんに勝てるかな？



何で私勝とうとしてる？



卓斗に夢花頑張れと言われたから、



頑張りたかった。



司がいるのに、卓斗の事が頭から離れない。



司ごめん。



私は本当に駄目な彼女だね。



私は準備をして学校へ向かった。



水着なんて久しぶりに着た。



長い髪を束ねて帽子を被った。



プールサイドにはもう監督を始め関係者が来ていた。


卓斗が星野さんと話している。



司は今日はまだ来ていない。



昨日から司はご機嫌が悪い。



これもすべて私が悪い。



でも私決めたの。



私は私の思う道を行く。