この列に並び直したのは正解だったようだ。

立ち止まっているだけでは待つのが長く感じたが、この列はどんどん人が前に進む。


やっとレジが見えたところで、ピッピッと手早くレジを打っていたのは、周りでレジを打ってる店員の中で唯一、まだ幼さが残る少女だった。



慣れているのか一度でレジを手早く通し、お釣りを渡すのも早い。

そして何より、焦るばかりの周りのおばさん店員とは違い笑顔で、明るい印象を受けた。