大きな子犬と飼い主わたし



「ごめんね、鼻血」


「いえ、全然大丈夫です」


そういってニッと笑う神楽。


…そういえばさ、わたし、なんで神楽って呼びすてにしてんだろ


男子は、大抵くんつけるのに


「先輩、ふきおわりましたよ」


「あ、ごめんありがとう」


「…あの、先輩」


「なに?」


「俺のこと、奏太って呼んでください!!」


「…そーたくん?」


確かめるように、首をかしげてみる


ゲロオエだろうけど、ちょっとやってみたかったことなんだよね


「…(可愛いすぎる…。)」