大きな子犬と飼い主わたし





___________



「んあっ!」


わたしは、大きな声をあげる。


…思い出した


ソウタ…。


わたしが、授業中にミルクティー飲んでたら、竹田に怒られて


休み時間中ずっと職員室でバケツ持たされてた時だ



あのとき、男子がきたけど



「あの地味な男子が、神楽…?」



そう思わずにはいられなかった。



だって、あのソウタは、真っ黒な髪で前髪が長くて、顔が隠れてて、なんか暗くて



…とりあえず、今みたいにこんな犬みたいじゃなかった。



「…あのとき、俺友達とかいなくて、すんごい臆病だったんです…」



そう自嘲気味に笑う神楽。