大きな子犬と飼い主わたし



すると



「あの、神楽くん…」


「…ちっ…なに」



女子が話しかけてきて、イライラしていた俺は思わず舌打ちして睨んでしまった。



すると、女子は泣きそうになって



「ごっごめんなさい…」



そういって、走って逃げた。



周りの友達らしき奴等は、俺を鋭く睨んでその女を追いかけていった。






女子ってめんどくせえな。


俺はそう思った。







_________コンコンコンッ


「失礼しまーす…」


かるーく職員室に入ると、



「ぉわっ…なんか、きた」



バケツを持って立たされてる女がいた。


…雰囲気が男みたいだな。


でも女の制服着てるし、女か。



なんて思いながら、そのまま中に入る。



「…あの、君何しに来たの…センセーなら、みんな今会議中だけど」



俺を真っ直ぐみて、そういってくるキャラメル色のショートパーマの女。



…なんか、可愛いかも。



「あ、俺、奏太。あんた名前は?」



「ソウタ…?ふーん、わたしは水沢」


シラッとした顔で、答える女。


よくよく見てみると、リボンの色が赤…つまり、2年じゃん!この女…



「で、ソウタは何しに来たの」