空想い

それから病院から

電話が掛かってきたのは

その一週間後…


私が病院に駆けつけると

お母さんはもう息を引き取っていた。

この悲しみを

共感してくれるひとは

居なくて…

私はただただ一人

お母さんが目を覚ますことを祈って
名前を呼んでいた。

私はお母さんのお葬式の日

は参加しなかった。