なんだろ。この緊張感。 あのバレエコンクールの時と似てる。 心臓がうるさくて、 それでも少しワクワクしてる。 何か新しいことが始まりそうで…。 「おぉ、待たせたな。 俺の事、信じる決心がついたか?」 「はい。 秋花とも話して、信じてみようって思ったので。」 「そうか。」 一瞬驚いた顔して、 それから優しい笑顔で笑ってくれた。