年上の……先生と付き合えば、少しは大 人 になれるかもって期待してた。
結果から言うと、期待ハズレだった。先 生 もただの男だったと知った。
ご飯を食べて、ホテルで肌を合わせたら 即 バイバイ。私達は別々の帰宅コースで 帰る 。
楽しかったのは、本当に、最初だけだっ た。
土曜日の、しかも夕方中心の先生との デー トはワンパターンで、次第につまら なくな っていった。
平日は先生の仕事があるし、私も学校が あ る。
私としては、平日の夜、学校帰りに会っ て も良かったんだけど、職業柄、先生は 私と いると周りの目が気になるらしい。 そうい った理由から、私達が会えるのは 私服でい られる週末だけになった。
だからこそ、後に出会うミチとのドライ ブ が新鮮に感じたんだと思う。
先生は、制服を着た私には絶対に会いた が らなかった。
初めての相手は、先生。だけど、特に感 慨(かんがい)はなかった。
みんなより先に大人になれたかもって、 優 越感を覚えただけ。それすら一瞬で消 えた けど。
お金のない日、先生は車の中で私を抱い た 。
そこまでしてしたい?
私はやけに冷ややかな目で先生を見てた け ど、自分の家に帰るくらいなら、少し でも 外に居た方がいいと考え、先生に抱 かれな がら感じているフリをした。
言うまでもなく、『歳上の人と付き合え ば大切にしてくれる』という幻想は、 あっけなく壊れた。


