ケータイ小説サイトにはたくさん の書き 手がいる。
中には、プロを目指している大人や、そ う いう系の専門学校に在学中の学生さん も創 作に参加している。
そんな中、ストレス解消のためだけに書 い た私の作品は、他の書き手からしたら 邪魔 者でしかなかったのかもしれない。
《あなたのせいで、真面目に書いている 人 の良作が埋もれてしまいます。作品を 消し てください。》
そんなメールも、たまに届いた。差出人 は 不明だけど、どんな人が送ってくるの かは 想像がついた。
普通の人なら、そこで落ち込んだりボロ ボ ロに傷ついたりして作品を削除してし まう んだろうけど、あいにく私にはそう いう攻 撃は効かない。
だって、昔からほめられたことなんてな か った。けなされ慣れてるから。
大抵の誹謗中傷は受け流せる。免疫があ る のだ。
何の目的もないのに、しぶとくランキン グ に残り続ける私の作品。
上位作品の入れ替わりが激しい。
激せんの中ランキングに残り続ける私の 作品は、我ながらすごいと思う。


