とはいえ、授業中も気になってるの、諒のこと…
好きって言った時の顔、本気な顔だった。
期待していいのかも、諒がわたしのこと、好きって!
じゃがバター、買ってくれたなんて、優しいな。
やっぱステキな人だったのかな…


考えることは、諒のことばっかり!
なんで、頭から離れないんだろう。
奈緒だったら、それが恋だよって言うかもしれないけど、わたしは違うと思う!


「はっ!」
気づくと、もう片付けも終盤になっていた。
あれ、わたし、何をしていたのかな?
「もー、郁!ぼーっとし過ぎ!作業、早くなってるなって思ったら、話しかけても返事しないんだもん!」


ごめんなさい!
でも、そんなに頭から離れないなんて、おかしい!
今度、諒に確かめなきゃ!!