「ていうか、奈緒たち、大丈夫かな??」
正直、いくら親友とはいえ…かなり気になる。
「ん?言っていいのか分からないけど、巧、今日、奈緒ちゃんに告るらしいぜ!」
本当に、そうだったら、きっと2人は今は良いムードだろう。そっとしておきたいな。うちの学校は、学祭の日には好きな時間に帰って良いから、気にせず、2人でお茶でもするように、連絡しようかな。
やっぱ、学校は落ち着かないから。
その旨を諒くんに言うと、いいんじゃない、と言ってくれた。


“うちと諒くんは、もうしばらく学祭まわるつもりだよ(^^)
奈緒は、巧くんとお茶でもしたら?
やっぱ、学校は落ち着かないじゃ
ん!?
明日、いろいろ教えてねー!
ではではー(^O^)/”

送信っと!
しばらく、諒くんと話してると、奈緒から返信がきた。

“郁、いつもありがとね!
お言葉に甘えて、巧とお茶する^_^
明日、いろいろ報告するから!
ほんと、ありがと!”

奈緒らしいメールだ。
諒くんに見せると、
「よっしゃ、じゃ、俺たちも学祭、楽しみますか!」
と言ってきた。
もちろん、楽しまなきゃ損だ!
一度きりのこの学祭、楽しむ!!


「でさ、カップルハート、気になってるんだけど。」