「早速、本題に入るわね!」
わたしが注文を済ませて、帰ってくると、美花さんはそう言った。



「郁ちゃんさー、さっき、諒と花のいろいろな話を聞いて、モヤモヤしちゃったかなーっと思ってさー。」
その通りです!
「はい…」
「ま、女子なら当たり前よ!
好きな人の、好きだった人ってなんか、複雑な対象じゃない?」



理解してくれる…
優しいよ、美花さん。
わたしの気持ちを聞いてもらおう。