そのあと、わたしたちは甘い甘い時間を過ごした。
恥ずかしくて、言えないけど…
ずっと、手をつないで、見つめあって、訳もなく笑いあって、抱きしめあった。
あとは、わたしたちだけの秘密。



「そういえば、美花さんと約束してた!」
「そんな約束蹴っちゃえよ!」
「やだよー。だって、美花さんってすごく、ステキだもん!」
「はー、郁、俺…」