その後、夏樹くんと別れ、帰り道を歩いている。
せっかくの休みに萎えているわたし。
寂しいねー。
ま、ともかく、頑張りましょー!



今頃、奈緒と巧くんはデートかな。
わたしだって、いつか諒とデートしたい!



「久しぶりだねー、郁ちゃん!」
そんなわたしに話しかけてきたのは、昔、習い事の一緒だった、あいつだった。