──ガララ…


教室に入ると、すでに
帰りのSHRが始まっていた。


リリはみんなの視線を感じながら
自分の席に座る。




終わった瞬間


颯人「柚樹ー!どこいってたんだよー!」



五月蝿いのに話しかけられた。



リリ「別にどこでもいいだろ。」

翔斗「お前ってサボるんだな。」


まぁ、それなりに。


晴淇「柚ちゃん頭良いから
いつも机にかじりついてるもんだと
思ってたよ~!ざんね~ん。」



…おい。



リリ「…晴淇。そりゃ偏見だ。」

晴淇「そ~お?えへへ♪」

颯人「あ!柚樹!
中間終わったらどっか行かね?」

晴淇「わ~!行きたい行きたい~!
全部颯人のおごりで~!」

颯人「馬鹿野郎!!
俺の金は俺の為に使うんだ!
他人の為なんぞ1円たりとも使わない!」

リリ「あー、はいはい。気分が乗ったね。」




相変わらずの颯人のアホっぽい発言…

というかアホな発言をスルーして
3人と教室で別れて自分の家へと帰った。