寛子はその後、下校放送までの時間、宿題を片付けると言って黙々と宿題をしていたけれど私は寛子の言葉で熱くなった頬を冷ますため掌でずっと扇いでいた。
「あと少しで完全下校時刻になります。校内に残っている人は速やかに下校してください」
下校放送を終えて放送室の戸締りを済ませ、寛子と一緒に廊下を歩く。
「おつかれ」
「また明日」
部活終わりの子たちとそんな言葉を交わしながらいつものように校門を出る。
門の外にはクラスメートや部活帰りの子たちが溜まっていてその中に松原くんの姿もあった。
楽しそうに友達と話していた松原くんは私の姿を見てニコッと笑って近づいてきてくれた。
「あと少しで完全下校時刻になります。校内に残っている人は速やかに下校してください」
下校放送を終えて放送室の戸締りを済ませ、寛子と一緒に廊下を歩く。
「おつかれ」
「また明日」
部活終わりの子たちとそんな言葉を交わしながらいつものように校門を出る。
門の外にはクラスメートや部活帰りの子たちが溜まっていてその中に松原くんの姿もあった。
楽しそうに友達と話していた松原くんは私の姿を見てニコッと笑って近づいてきてくれた。

