「はい、今度は平瀬の番。大丈夫。失敗しても味は間違いないから」
ど、どうしよう。うまくひっくり返す自信がない。
テコを持ってくるっとひっくり返すもお好み焼きはぐちゃぐちゃ。あーやっちゃった。
恥ずかしくて俯いていると目の前からすっと伸びてきた手。頭に置かれた手にパッと顔を上げると優しい顔をした松原くん。
「最初からうまくできなくて当たり前。そんなことされたら俺の立場ないよ。それに、はい。これは元々、平瀬にあげるものだったんだ。だから、平瀬のは俺にちょうだい」
「えっ?えっ?で、でも・・・」
「平瀬が初めて作ったお好み焼き、俺にちょうだい。はい、交換」
ど、どうしよう。うまくひっくり返す自信がない。
テコを持ってくるっとひっくり返すもお好み焼きはぐちゃぐちゃ。あーやっちゃった。
恥ずかしくて俯いていると目の前からすっと伸びてきた手。頭に置かれた手にパッと顔を上げると優しい顔をした松原くん。
「最初からうまくできなくて当たり前。そんなことされたら俺の立場ないよ。それに、はい。これは元々、平瀬にあげるものだったんだ。だから、平瀬のは俺にちょうだい」
「えっ?えっ?で、でも・・・」
「平瀬が初めて作ったお好み焼き、俺にちょうだい。はい、交換」

