「・・・私、松原くんのことが好き」
「俺も、俺も平瀬が好きだ」
放課後の教室、夕日が真っ赤になっている。近づく二人の距離。
松原くんの手が私の肩を掴んで少しずつ顔を近づけてくる。どうしていいのかわからなくて目を瞑った。
ドキドキ、ドキドキ。
ピピピピとけたたましく鳴り響く目覚まし時計。なんだ夢か。
そうだよね、夢に決まってる。でも、告白したら夢も夢じゃなくなるかもしれないのかな。
いやいや振られるってことのほうが可能性高いか。
このまま告白なんてしなくてお互い別々の高校に行くつもりだった。
だけど、あの日はもう止められなかった。勢いで私は松原くんに告白した。
終業式の日に。
「俺も、俺も平瀬が好きだ」
放課後の教室、夕日が真っ赤になっている。近づく二人の距離。
松原くんの手が私の肩を掴んで少しずつ顔を近づけてくる。どうしていいのかわからなくて目を瞑った。
ドキドキ、ドキドキ。
ピピピピとけたたましく鳴り響く目覚まし時計。なんだ夢か。
そうだよね、夢に決まってる。でも、告白したら夢も夢じゃなくなるかもしれないのかな。
いやいや振られるってことのほうが可能性高いか。
このまま告白なんてしなくてお互い別々の高校に行くつもりだった。
だけど、あの日はもう止められなかった。勢いで私は松原くんに告白した。
終業式の日に。

