今日、君が結婚します

「それにしても本当久しぶりだよね。どう?彼氏とはうまくいってる?もうクリスマスだもんね」


ニコニコとメロンソーダを口にする寛子に私は全てを打ち明けた。

彼氏と別れたこと、大和くんと再会したこと、大和くんの彼女が私の友達であること。それでも大和くんが好きだということ。


大和くんも私を好きだということ。
寛子はただ黙って聞いてくれていた。




「そっか。松原とね。良かったじゃん。正直、その友達の彼氏とかいうのは置いといてあたしはあっこと松原がようやくうまくいったって聞いて嬉しいよ。あっこには黙ってるつもりだったけど松原があっこのこと振った後、ずっと相談に乗っていたんだよあたし。でも、あっこが罪悪感とかしか取れないなんて言うからどうもできなかった」



「そう、だったんだ」



「本当、あんたたちってタイミングが悪いわよね。まあでも今回は松原も諦めるつもりはないだろうけどね」