ゆきのちょこっとラブストーリー。



ゆきの彼は会社の上司でした。
いわゆる、いけない関係。


「もう、そろそろ、俺たち、終わりにしないか?」


「いいよ。
私も今日はその話をしにきたの。」


「なんだ、あんがい、あっさりしてるんだな。」


「ええ。実はもうこんな関係疲れたし、好きな人ができたの。」


「好きなひと…?」


「そう、白衣が凄く似合っていてエリートで優しい瞳をしていて…。」


「仕方ないな。
ちょうど終われる。」


ゆきは、そんな彼に手をふり、新たな一歩を歩きだした。