「私、無関係なのにあんたのせいで睨まれたじゃない!!」 それに怯むことなく理不尽な態度の腹立たしさを彼にぶつける。 「そっちが勝手に邪魔してきたんだろっ!!」 悪びれもせずそう言った彼に、怒りが込み上げてきた。 「真っ昼間から、それも学校で。 あんなことをするあんたが悪いんでしょ!! 時と場所を考えろっ!!己の恥を知れっ!!」 勢いよく叫んだせいで、肩で息する私を見て。 彼は私の罵倒をものともせず意味ありげな笑みを浮かべた。