空色デイズ ~陸上部エース♂×陸上部マネージャー♀の危険な取り引き~


亜希先輩にヨシヨシと頭を優しく撫でられると、


腰を引き寄せられ、その腕に抱きしめられた。



その温かい抱擁に。


亜希先輩の匂いに――。


少し落ち着き、安らいだ。




「先輩。ありが…」




感謝の思いを伝えようと、抱きしめられた状態で、顔だけを上げた私の言葉は。



最後まで告げることはできなかった。




ザッ



砂を蹴る音に振り向くと、目を見開いた水戸先輩がいた――。