「…ご、ごめんね?」 遠慮がちの私の声に、頭を抱えていた哉太が視線を上げる。 澄んだ双方に見つめられて、ドキドキと心臓に甘い鼓動がはしった。 自覚して、この想いを認識するとこんなにも違うものなんだと。 熱い鼓動を抑えながら、全身で甘いこの感覚を体感していた。