「なんで昨日、先に帰った」



「えっ…。部長から聞いてない?」



「はぁっ?あいつ、そんなこと一言も…」




「ああーーーっ!!」と、叫びながら頭を掻きむしる哉太に困惑する。




「…か、哉太…?」



「なんでもねぇ!!」




今度は、頭を抱えてうずくまった哉太に呆気にとられる。