「やっと、みつけた」


「…哉太」



誰もいない屋上で、日向ぼっこをしていた私の前に汗だくの哉太が登場した。




「今、授業中だよ…」



「お前もさぼってるだろうがっ!」




不機嫌オーラを漂わせた哉太がズンズンと近寄ってくる。




えっ、なんか怖いんですけど…。