私には哉太との約束しかない。



フェンスにすがって、その場で崩れ落ちた私は。




「大丈夫か?」




突如現れた亜希先輩に掬い上げられた。




「せ、先輩…。ありがとう…ございます…」




ほっと胸を撫で下ろした私に、亜希先輩は不意討ちの爆弾を投下する。