彼が腰にまわしていた腕を解くと、



腰を抜かして、その場にへたり込んだ私を見下ろし、




「抱くのは、今度にしてやるよ。
今日からおまえは、俺のモノだっ!!」




不敵な笑みを浮かべながらそう言い放った――。