空色デイズ ~陸上部エース♂×陸上部マネージャー♀の危険な取り引き~


不意打ちの問いかけにビクッと肩で反応してしまった私は、その問いに肯定しているも同然で…。



その一瞬を目ざとい哉太が見逃すなんてことはあり得なかった。




「もしかして、全部…喋ってた?」


「…っ」


「そっか…。俺の家庭の事情も?」




いたたまれずに、哉太を抱きしめて頷くことしかできなかった。