不意打ちの問いかけにビクッと肩で反応してしまった私は、その問いに肯定しているも同然で…。 その一瞬を目ざとい哉太が見逃すなんてことはあり得なかった。 「もしかして、全部…喋ってた?」 「…っ」 「そっか…。俺の家庭の事情も?」 いたたまれずに、哉太を抱きしめて頷くことしかできなかった。