空色デイズ ~陸上部エース♂×陸上部マネージャー♀の危険な取り引き~


日差しで睫毛の影ができた哉太にそっと近付いて、石段に腰を下ろした。



それに、哉太は――。



切なさから、哉太の頬に手を伸ばした私は。




「…サクラ」




寝てると思っていた哉太の声に驚いて、引っ込めた私の手を哉太が掴んだ。