体育館に通ずる中庭をフラフラと通り抜ける。



体育館前の石段に腰かけて寝ている哉太がなんだか儚げに映った。




今、なにを考えてる…?



いつもあの笑みの裏では、なにを思ってた?




諦めにも似た表情を浮かべていたのは、彼女が言ってたことが本当だから…?