「私、見たんです。あなたと森本くんが…その…キス…してるところを」 「…っ」 思い当たる節があるから、言葉に詰まって頬を染めるしかなかった。 「じゃないと、ありえないんです。彼が…陸上部に戻って来るなんて…」 「えっ?」 涙を浮かべて真剣な表情の彼女が力強く訴えてくる。 どういう…こと?