ここでは、人目が気になると言われて。 陸上部の更衣室の側まで、重い足どりで移動した。 夏本番の生暖かい風が頬を撫でる。 お互いの間に微かな緊張感が漂う中…。 先に口を開いたのは私だった。 「あの…」 「中学のとき、付き合ってたんです…私達」 勇気を振り絞った私の声を遮って、あかりさんが捲し立てた。