夏風に吹かれて乱れた髪を耳にかけながら、額に汗を浮かべて走る哉太を見つめる。 「意欲的だろ」 その声に振り返れば、苦笑気味の亜希先輩。 「渾身的すぎて、ちょっと心配してる」 何が…とは問わない。 多分、確信に近い部分を指していると思うから。