衣服の上から触れた指先に、身体がビクッと反応する。 あながち否定できない身体の反応に。 哉太の言葉が悔しくて、唇を噛みしめた。 この状況を楽しむように頬をゆるゆると緩ませた哉太。 頭に血が上った私は。 「自惚れるなっ!!」 夕暮れの用具室に、私の叫び声が響き渡った。