「…じょ…冗談じゃない!!」 我に返った私は、なおも髪を弄ぶ彼を思い切り押し退けてやった。 「…ッ…痛えなあ」 「馬鹿じゃないの!!」 「俺は至って正気だ」 「威張って言うことじゃないでしょ!!」 彼の馬鹿さ加減に眩暈がしてくる。