「哉太のこと、頼むな」 私の首にぶら下がるタオルに手を掛けたままボソッと小さく言葉を落とした。 顔を上げた私に、なんとも形容し難い笑顔を寄越す。 その部長の雰囲気から――。 曖昧な返事ができないことを悟った。