―てっきり大反対されると思ったのに、
『気持ちがわかる。』なんて、
言って貰えて、
すっごくすっごく嬉しかった。



それで、嬉涙が溢れてきた私の
頭を優しく撫でて、



「その気持ちは捨てなくていいよ。
誰かを想うことは大切なこと。
好きでいていいと思う。」



―そこで、亜美は言葉を切って、



「ただ、やっぱり心配なのは心配。
何か、ヤバイと感じたら、
私のトコロに逃げておいで?」



―そう、繋げた。



「うん、ありがとう!!」



―幸せ、だと思った。



私はこんなに守って貰えて、
大切に思われてて心配してくれる人がいる。



これ以上、幸福なことはないと思う。



「まー、身体求められたらヤバイかなー。」



「急に話がスゴイ方向に飛んでったー!」



―亜美と私はそんなことを言って笑い合った。