どーしてこーなった。



どーして
こーなった!!



―只今、私は、停止中。



あれから、とてつもなく広い
リビングルームに連れてこられた私。
それから拒否することを許されず、
リビングにあるこれまた大きい
ソファーに先生は座り、
その先生の膝の上に私は座らされた。



先生はこれまた楽しそうに
私の髪を指に絡ませる。



「先生、何、してんすか。
離してくだせー。」



「ヤダ。」



「ヤダじゃないっす。
離して下さいっす。」



「黙って。じゃないと―――」



襲うよ?



艶っぽい色気ムンムンの声を出して、
触っていた指は
厭らしく私の頭皮と首筋を撫でる。



私、免疫ないんだよ!!!
私が行ってるのは、
中高一貫の学校でしかも女子校。
男子と関わったのは、小学生以来。
しかも、こんなオトナの男の人に
触られるなんて
どう、対処していいかわからない。