こどもらしく泣きじゃくった。 だけど…それを恥ずかしく思った。 まだ……僕は… この世界に希望を捨てきれてない。 中途半端だ……… 覚悟を決めてここまで来たはずなのに…… 何で…… 「おい!」 ふいに誰かが声をあげた。 俺はビックリして涙が引っ込んだ。 泣いたあとが残っている事を忘れ、声の主を見た。 そこには同い年くらいの男の子がいた。 この子……… どこかで………