病院に行くと案内されたのは…



薄暗い廊下を進みある部屋へと連れていかれた。


その部屋にはベットの上に寝かされた人。


その人の顔には白い布が被されていた。






多分あそこが…霊安室だったんだろう。





母は病院の人に寝ている人の顔を見せてもらい……確認していた。



ベットの上に寝かされていたのは……父だった。



母は力なく……その場に座り込んで…遠くを見ていた。




脱け殻のようだった。




俺は……父を見たけど……眠っているようにしか見えなかった。



また、すぐに目の前で喋り出すんじゃないかって……




でも………





そんなことは起こりうるはずもなく……




この日から地獄が始まった……