ついにアポロジュニアが出発した。60時間で月の裏側へ出る。
この時SACとはじめて接触する。その瞬間何事もなければ
地球は救われる。

ジュニアは月の軌道に入るとすぐに激しく揺れだした。
ドライアイスと氷の粒の激しい砂嵐のようだ。

稲妻がありとあらゆる方向から光り続け、オーロラが走る。
雷鳴と氷の塊が激しく宇宙窓を打つ。

(ジェームズ)「ただいま本機はSACに突入いたしました。
揺れは激しいですが軌道は保たれています」

(チャーリー)「操縦には問題有りません」
(モハメド)「かなり大粒のひょうが降っている。超大型の
砂氷嵐ってとこか」

(ジャッキー)「メカも以上ありません」
(ジェームズ)「何とか外に出てみようと思います」
(宇宙センター)「危険はないか?」
(ジェームズ)「外に出てみなければわかりません」

(センター)「それが使命だ」
(皆)「それが使命です!」
(ジャッキー)「是非やらせてください!」
(センター)「OK!幸運を祈る!」

(ジェームズ)「ジャッキー、準備はOKか?」
(ジャッキー)「準備完了!」
(ジェームズ)「みな、準備はOKか?」
(皆)「準備完了!」