「うぉ、卵一パック50円⁉︎ぐっち付き合ってー‼︎」
彼女は岩澤美結。元気いっぱいの高校生だ。家は、お母さんが出て行き、今は美結が家計を支えているのだった。
「また、スーパーのチラシ見てんの?」
彼女は美結の親友のぐっち。
「美結、今日転校生来るんだって。男よ⁉︎」
「ふーん、てかぐっち彼氏いるじゃん。

「…キャーキャー」
廊下からじ女子歓声が聞こえてきた。
「美結、見ようよ。早く‼︎」
「ぐっち待って〜‼︎」