「ねえ、先輩にお返ししたいんだけど、何がいいと思う?」
「そうだなあ…あんまり趣味に合わないもの渡されても困るよね。お菓子みたいなのがいいんじゃない?」
なるほど…。こういう時、芽衣は役に立つなぁ。
『・食べ物(お菓子)』
とメモをした。
「他は?」
わたしが更に聞くと、芽衣は「うーん」と唸って、考えこんでしまった。
「よし、お菓子にしよう」
わたしは『Stripe』へ向かうことにした。
「いらっしゃいませー!」
わたしの家の近所に住んでいるアルバイトの波ちゃんがわたしを迎えてくれた。
「いらっしゃい」
波ちゃんはもう一度わたしに向かって小声で言った。
わたしは軽く微笑んでから店内へと進んでいった。
「どうしよっかな……」
一人だけど、思わず呟く。先輩って、どういうのが好きなんだろう?そもそも、甘いもの好きなのかな…?
一人悶々と考えると、誰かに肩を叩かれた。
「だあれ?」
わたしがそう言って振り向くと、ーーー和哉がいた。
「か、和哉…」
わたしがゆっくりと和哉の顔を見上げると、和哉はニコッと笑った。
「やっと会えた」
誰にも見せないその笑顔。おおお、緊張する。
「あれから美和と会って話せてなかったから」
「あ、そっか…」
わたしの顔が、どんどん熱くなっていくのを感じる。
「そうだなあ…あんまり趣味に合わないもの渡されても困るよね。お菓子みたいなのがいいんじゃない?」
なるほど…。こういう時、芽衣は役に立つなぁ。
『・食べ物(お菓子)』
とメモをした。
「他は?」
わたしが更に聞くと、芽衣は「うーん」と唸って、考えこんでしまった。
「よし、お菓子にしよう」
わたしは『Stripe』へ向かうことにした。
「いらっしゃいませー!」
わたしの家の近所に住んでいるアルバイトの波ちゃんがわたしを迎えてくれた。
「いらっしゃい」
波ちゃんはもう一度わたしに向かって小声で言った。
わたしは軽く微笑んでから店内へと進んでいった。
「どうしよっかな……」
一人だけど、思わず呟く。先輩って、どういうのが好きなんだろう?そもそも、甘いもの好きなのかな…?
一人悶々と考えると、誰かに肩を叩かれた。
「だあれ?」
わたしがそう言って振り向くと、ーーー和哉がいた。
「か、和哉…」
わたしがゆっくりと和哉の顔を見上げると、和哉はニコッと笑った。
「やっと会えた」
誰にも見せないその笑顔。おおお、緊張する。
「あれから美和と会って話せてなかったから」
「あ、そっか…」
わたしの顔が、どんどん熱くなっていくのを感じる。