「阿南、あたしのこと抱いたら諦めてくれるの?」
あたしは、声が震えないように泣くのをこらえた
「…あぁ。」
阿南は、抱かない限り諦めてくれない。
あたしはふと思った
これは神様が与えた試練なのかもしれない
阿南は、徐々にYシャツのボタンを外していった
「…んんっ……ひっく…んぁ」
広瀬…助けて
そう思った瞬間、屋上の扉が勢いよく開いた
そうして、阿南の顔を殴った。
「俺の女になにすんだよ! 今度手出したりしたら殺す」
「おめーがいえる立場かよ。他の女にキスしていまさら彼氏づらすんな」
こわいよ。
いつの間にか喧嘩もおわってて気がついたら、あたしは引っ張られ図書室まできていた

