くそっ!

なんでだよ。

俺は、思いっきり教室まで走った。


沙希は、俺のもんだろ?

 

てかあれって幼なじみだろ。


ようやく教室まで戻ってき、中へ入った。

そしたらしらねー女がいた。


「ゆーたくーん、どーして泣いてるのー?」


甘ったるい声で言ってきた。

しかも俺、泣いてねーぞ?


そっと頬を触ると涙がつたっていた。



「しらねーよ。」